2025.6.1 2025年度第1回ふれあい講演会を開催しました

2025.6.1 2025年度第1回地域ふれあい講演会を開催しました
テーマ:大規模災害発生 障がい者や家族がどのように、2次災害に対応していたか。
    ~ 静岡DWATの災害支援活動からみえてくるもの ~
講 師:古橋 誠 氏
       静岡県災害派遣福祉チーム(静岡DWAT)登録員
社会福祉法人小羊学園 浜松地区事業推進部長社会福祉士
静岡県社会福祉士会 災害対策委員会 副委員長
災害支援活動:H21 東日本大震災 南相馬市就労支援継続B型事業所
R3 熱海市伊豆山土石流災害 避難所
R4 静岡市清水区豪雨災害 聞き取り調査
R6 石川県能登半島地震 1.5次避難所
日 時: 令和7年 6月 1日(日) 14時~16時
場 所: 浜松市福祉交流センター 5階 多目的室
26名の方が参加してくださいました。行政の担当の方や、静岡DWATの事務局の方にも参加していただきました。
講師から、特に今まで係わった災害支援活動について、具体的なお話をしていただきました。
どの災害でも、避難所には、障害者の姿がほとんど見受けられなかったそうです。当事者からの聞き取りでは、避難所に行っても、周囲の方に迷惑をかけるし、環境が変わることによって体調が悪化するからとのことで、避難所を避けていたとのことでした。そのため壊れた家や車中泊等で過ごしていたそうです。このような環境の悪い生活では、エコノミー症候群などの2次災害が発生してしまいます。
そこでDWATの方々が、2次災害を防ぐために、聞き取り調査や福祉避難所への移送支援活動を行いました。アウトリーチも行いますが、事前に登録や申請がないと行えないので、災害時に備えた計画等を作成しておく必要があるとのことでした。
地球規模での温暖化による豪雨災害や巨大地震等が想定されていますので、障害者として災害に備えてどのような準備をしておけば良いのか考えておく必要があると思いました。